不惜身命


まず初めに、エムアイティ株式会社として開業以来、一貫してシステム開発会社として、自社内開発でプロジェクトを完遂することを信条として経営してきたということです。請け負ったという責任、石に噛り付いてもやり上げるという責任を全うすることが、お客様、小社、双方に当然のことであり、なされるべきことだと考えるからです。全くごく当たり前の考えですが、いざ実行してみると案外難しいところもあります。情報産業の市場規模では、関西は日本市場の中で10%弱。この数字は技術変遷により、変わり続けているのでしょうが、受託開発を続ける小社にとっては、厳しいものかもしれません。
小社の役割は、IT産業界にあって常に話題を独占することも多いGoogle, Microsoft, Amazon, Apple, Oracle 等の巨大ベンダーから提供される技術を国内のお客様に実用システムとしてお使いいただく、IT技術の最終利用の開発です。この意味では、国内のほとんどのIT企業も同様かも知れません。まさに、お客様が使われるためのシステムと技術提供社とのIT技術接着剤の役割、ラスト・ワンマイルです。この領域を出ることはありません。ですから、どんな高邁な理想より、現実に使い勝手よくお使いいただくためには、如何あるべきかを考えて開発させていただく、というのが基本的に最重要です。
IT技術は、さらに、さらに便利で快適で安全な、より良い社会の発展の一助に、繋がっていくものと思います。それは、現在では想像のつかないほど進展していくでしょう。その方向は、孫正義の300年計画にも述べられていることかもしれません。ですから、あらゆる所で、ますます生活に仕事に不可欠なものになるでしょう。それは、もっと便利に使いこなすことで、人の在り様そのものを変えていき、社会構造や規範までも変えるほど、その無限の力を発揮し続けると思います。とてつもなく広大な技術分野だと言えます。
現在すでに既に黎明期を迎えたIoT技術は、弊社の様な小規模企業でインテグレートされたシステムを構築するのは不可能です。しかし、小さい点を繋ぎ線に変えて行く発想を拡張していけば、その開発をリードするチャンスもありましょう。
世界が常に流動的、激動、激変であるように、この産業もそうであります。否、さらに速く流れ、変化しており、今の技術は数年ですたれ、次の技術へと変わっていきます。それは、前述したように巨大ベンダー群から次々に発信される新技術によるものであることが多く、その波に乗り遅れず技術を習得し、自社の在り方も変えて行くことが、重要な経営要素ともなりました。革新的であり続けることが、弊社にとっても、重要です。
世の中のニーズ全体は、より新しい技術を駆使しより革新へと進むからです。例として、多種多様な産業に広がっているECサイトやネットショッピングサイトの繁栄は、言うに及ばず、IoTへの果敢な挑戦も、あちらこちらで既に始まっています。ただ単につなぐだけなら、難しくはないと思いますが、高度に安全で機密性の高い堅固なシステムを作り上げる必要があります。その技術に関して関連企業様の強力が不可欠となります。
新たな試行や技術については、ご承知のように枚挙にいとまのない産業で、果てしなく世の中を変えて行く産業です。今を時めく、Microsoft Amazon Google Apple Facebook 巨大ベンダー達の熾烈な競争も果てしなく続くでしょう。もはや、公益事業となったとも言われ始めたこれらの企業は、これからも何を生み出し提案してくるのでしょう。その後に続き、お客様に、効率の良い必要なシステム、装置をお届けしたいと思います。

また、企業の命も、人。どんなにIT技術が進歩しても、人あっての会社であり、世の中です。
この技術を通じ、お客様、一人ひとりのお役に立つことを念じて止みません。

「誠実であること、革新的であること、仕事を楽しむこと、時間を大切に使うこと」
“stay hungry, stay foolish, follow your heart” by Steve Jobs

エムアイティ株式会社
代表取締役 宮田孝一